今後のコメづくりは 農業を考えるつどい

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県諏訪地方事務所などは8日、「諏訪地域の農業を考えるつどい」を諏訪市文化センターで開いた。農業関係団体や自治体の関係者、生産者ら約120人が参加。国がコメの生産量を決める生産調整(減反)の廃止が来年に迫る中、環境に配慮したブランド米を販売する生産者の事例発表や、コメ総合メーカーの講演を聞き、これからのコメづくりについて考えた。

地元産コシヒカリを「信州米沢米」のブランドで販売している茅野市の米沢地場産物直売所協議会の土橋二郎会長が、環境に優しい農産物生産の取り組みについて事例発表。県の「信州の環境にやさしい農産物認証」を2009年に取得し、「農薬、化学肥料を50%以上削減した」とした。水田の土壌検査や食味検査をして品質を保持し、11年に商標登録をした経過も報告した。

土橋会長は「農地の標高が高いため天候に左右されやすく、作柄が不安定」と課題を挙げ、「安定生産のための技術の確立を目指し、関係機関にも相談しながら取り組みたい」と述べた。

食味の良さや健康効果を売りにした「金芽米」の開発メーカー「東洋ライス」の阪本哲生副社長は、「米と健康」と題して講演。玄米からヌカ層を取り除き、その下の栄養価が高い「亜糊粉層」を残す独自の精米技術を紹介した。「現代のほとんどのコメは単なる炭水化物になってしまった。『生薬』の機能を取り戻したコメで需要を創出し、病気に負けない体に変えることで、増大の一途をたどる医療費を抑制するなど、全ての問題解決につなげることができる」と話した。

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