御柱祭の満足度上昇 見物客にアンケート

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昨年の諏訪大社御柱祭に来た見物客の満足度を聞いたところ、「満足」と答えた人の割合が81.4%で前回に比べて6.7ポイント上昇したことが、諏訪広域連合が調査を委託した長野経済研究所(長野市)のまとめで分かった。観覧スペースや駐車場確保に対する不満が減ったことなどが要因。一方で、要望項目として「休憩所の整備」「飲食店、土産物店の充実」を挙げる人の割合が増えた。

前回より見物客が減ったため、経済波及効果は13億9000万円減の201億7000万円と推計した。

調査は3回目。昨年4、5月の山出しや里曳(び)きに訪れた観光客のうち約1000人にアンケートをしたほか、市町村や諏訪地方観光連盟、観光事業者らに聞き取り調査をした。研究所の山岸和広さんが9日、諏訪市内で開かれた諏訪地域広域行政研修会で報告した。

今回の御柱祭では前回混乱した下社山出し木落しでの観覧方法について、席のチケットを持たない人の流入を規制するなど変更。「観覧スペースの整備」を要望事項に挙げた人の割合は13.7%で10.2ポイント減った。木落しなどの映像を大型画面で見る「パブリックビューイング」(PV)も効果的だったとした。

今回の人出は186万人。このうち見物客は157万2000人で前回を12万1000人下回った。このため、観光消費額は9億61000万円減の161億5500万円と推計した。

日帰り客は44.3%で6.8ポイント減少したのに対し、「1泊」が35.2%で7.2ポイント上昇した。ただ、諏訪地域での宿泊は16.2ポイント減の68.9%。前回は上社山出しで有料観覧席と宿泊のセットプランの宿泊地を諏訪地域に限定したが、今回は県内宿泊地に広げたため諏訪地域以外の宿泊地に泊まった人が増加したと分析した。

見物客の周遊先は前回に続き「諏訪湖」がトップで9.2%。「周遊なし」は6.0ポイント増加の58.2%だった。

今後について、諏訪エリアでの宿泊比率を高める取り組みが必要と指摘。土産物品を販売する場所やPV箇所の増設などを挙げた。

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