西箕輪に新診療所 市と厚生連合意

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基本合意書に調印し、握手を交わす白鳥孝市長(右)と社浦康三理事長

伊那市が同市西箕輪の西箕輪診療所に代わる医療機関として誘致した県厚生連富士見高原医療福祉センター(富士見町)の診療所の建設に向けて、施設整備や管理運営に関する市と厚生連の基本合意書の調印式が10日、市役所で開かれた。厚生連は5月ごろ新診療所の建設に着手。来年1月の診療開始を目指す方針だ。

合意書では、地域の医療・介護福祉の確保充実と発展を目指した診療所とすることを確認した上で、厚生連が診療所の建設などの施設整備を行い、市は費用を補助する。市は用地確保についても協力するとした。

これに基づき市は診療所の建設費用を補助する考えで、2017年度当初予算案に計上する見通し。用地については旧西箕輪公民館跡地とすることを決めており、当面無償貸与する方針だ。

診療科目は小児を含む内科、整形外科、消化器科などを予定。訪問診療、訪問看護も行う考えだ。当初は常勤医師1人でスタートし、同センターからも医師を派遣。将来的には複数常勤態勢にする意向という。

調印式では、白鳥孝市長と厚生連の社浦康三代表理事理事長が合意書を取り交わした。白鳥市長は「西箕輪は市内でも人口が増えている地域。新しい診療所をつくりたいという思いの中で厚生連にお願いし、この日を迎えることができた」と礼を述べた。社浦理事長は「伊那中央病院とも連携し、地域の健康を守るお手伝いをしていきたい」と決意を語った。

新診療所の運営主体となる同センターの井上憲昭センター長は在宅医療にも積極的に取り組む考えを説明。「地域包括ケアシステムの中核となれるような運営を目指したい」と話した。

現在の西箕輪診療所は内科のみで、将来的な医師の確保なども課題になっていたことから、市は地域の安定的な医療体制の確立に向けて新たな医療機関の誘致を決めた。新診療所の開業に伴い西箕輪診療所は廃止する。

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