戦争・平和歌で伝える 高島小で清水さん講演

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諏訪市高島小学校で10日、長野市出身のシンガーソングライター清水まなぶさんによる「夢や平和を考える歌と語りの講演会」があった。清水さんが戦争体験者の声をもとに作り上げた歌を披露するなど、戦争の悲惨さや平和の尊さを伝えた。3~6年生約180人が平和への思いを新たにした。

清水さんは県内77市町村を訪れ、戦争体験者やその家族から当時の話を聞き取る「回想プロジェクト」に取り組んでいる。

講演では祖父の戦時中の体験談を紹介し、「祖父は地雷を持って戦車に突っ込んでいく役割だった。そこには人権はなかった。たまたま、その場所に戦車は通らず、(無事帰国し)命が受け継がれ今の僕がいる」と話した。

戦時下ではみんなの夢は「おなかいっぱいにご飯を食べること、何の心配もなくお布団の上で寝ること、家族に会うこと」と話し、現代の平和な日本では考えられないような悲惨な状況を伝えた。

祖父の体験談をもとに作詞した「回想」、勇気や希望の大切さを歌った「奇跡」の2曲を披露した。「受け継がれた命に感謝。希望を忘れず諦めないこと」とメッセージを送った。

児童を代表して6年の油井笙吾君(12)は「『回想』という曲を聴いて改めて戦争は駄目なものと感じた。清水さんのおじいさんは生きて帰って来られたけど、戦争ではたくさんの人が死んでしまったから」と話し、これからの平和な世界を願っていた。

同校の植松航一朗教頭の教え子で同校OBの登内大志郎さん(男性ボーカルデュオ「ココペリ」)が清水さんと知り合いだったことから講演会が実現した。

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