諏訪市 理系女子を市内企業に

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諏訪市は来年度、技術者や研究者を目指す都内女子学生の市内企業への就職を促進する「リケジョ(理系女子)雇用応援事業」を始める。これまで連携の実績がある東京工業大、東京理科大、工学院大に協力を要請。8月に市内で行う職場体験や見学会に参加してもらう。出身地を問わずに呼び込み、雇用を足掛かりに定住、結婚、出産の循環による人口増を図る。

技術力を生かしたものづくり企業が集積する市の強みを生かした取り組み。理系の女性に特化した雇用対策事業は「珍しいのではないか」(市商工課)としている。

市や市内製造業経営者らは2008年度から、東京工業大や東京理科大の同窓会組織と産学官の連携事業を推進。工学院大とは教員や学生に来てもらい、子どもに科学の楽しさを伝える「出張科学教室」で連携している。

市などが昨年12月から1月にかけて実施した工業景況調査で市内企業に女性採用の計画の有無を尋ねたところ、39社中28社が予定していると回答。企業側の女性雇用のニーズはあるとみている。

8月の職場体験や見学会は各大学を通じて学年を問わずに10人ずつ計30人を募集する。2泊3日で製造業を主体に中小企業数社を回ってもらう。経営者との懇談会も予定。諏訪湖や霧ケ峰を巡り、豊かな自然をアピールし、諏訪湖で花火を打ち上げる「サマーナイトファイヤーフェスティバル」も見学してもらう計画だ。

交通費や宿泊費など関連経費190万円を来年度一般会計当初予算案に計上した。

金子ゆかり市長は「人口の自然増に期待したい」と強調。商工課は参加した学生には市内企業の採用情報なども知らせたいとし、「まずは諏訪の企業を知ってもらい、就職先の選択肢に入れてほしい」としている。

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