2016年3月17日付

LINEで送る
Pocket

電力小売りの全面自由化。これまでは、地域ごとに電力会社が電気の供給を独占的に行ってきたが、4月から自由化される。従来、電気代の節約と言っても、使用しない電気をこまめに消すことぐらいだった▼かつては多くの家庭が、炊飯器や電子レンジなど消費電力が大きい電化製品を同時に使用して配線用遮断器が落ちることを経験した。そこでアンペア数を小さくすることも躊躇(ちゅうちょ)した。まして、複数の会社からサービスを比較して電力会社を選択することはできなかった▼インターネット上で、電気の利用形態をシミュレーションしてみたが、家族が多ければ特長をつかむのは難しいと感じた。単身ならば生活パターンは把握しやすいが、人数が増えれば、それぞれの生活リズムが違い、電気を使う時間もばらばらである▼今、書店には「電力自由化」に関する情報を掲載した雑誌が数多く並ぶ。ネットでも多種多様な情報が得られる。しかし、発信元ごとに違った結果が出てくる。情報の信ぴょう性も含めて、どの電力会社のどんなプランが一番安値で節約になるかは分かりづらい▼電力自由化に便乗して、高額な太陽光発電の契約を迫ったり、メーター交換費用を請求したりする詐欺まがいの悪質商法にも注意したい。見直しは慎重に進めたい。問い合わせは平日午前9時から午後6時までに資源エネルギー庁(電話0570・028・555)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP