原さん全国コンク入賞 駒ケ根市の「なかやま」料理長

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公益社団法人日本料理研究会が行う第29回全国日本料理コンクール(9日、東京・サンケイプラザ)の郷土料理部門で、駒ケ根市の和みの湯宿「なかやま」の料理長、原清仁さん(44)が、全国料理業生活衛生同業組合連合会会長賞を受賞した。地元の食材を調理し、春の色と香りを引き出した懐石料理で評価を受けた。

コンクールは「日本料理文化の今日と明日」をテーマに郷土料理、現代日本料理、日本型食膳の3部門で行われ、郷土料理には40人が出品した。

原さんは辰野町平出在住で、諏訪庖友調理師会理事。2009年には日本料理技能向上全国大会で最高賞の厚生労働大臣賞を受賞している料理人で、なかやまの料理長を務めて間もなく2年になる。

出品料理は「花薫る春の伊那谷」。桜の花を浮かせた吟醸酒の食前酒を含めた9品を、指定された90センチ四方の枠の中に収めた。花見の頃をイメージした料理には春の山菜を使い、鮮やかな緑色で伊那谷の春を表現。県がブランドとして売り込む信州大王イワナは、酒蔵が多い地域特性を生かし、酒かすを使って煮物に調理した。同市特産の黒ゴマはごま酢に使った。

「いかに郷土色を出すかを考え、食欲をそそるように彩りや素材の大きさ、高さを工夫してみた。自分がイメージした春の色を出すのに苦労した」と原さん。受賞の経験は仕事に生かしていく考えで、「食べてみたいな―という気持ちになってもらえて、食べていただいたときに、『ああおいしい』と思ってもらえる料理を提供していきたい」と話している。

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