2017年02月18日付

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鳥取や京都が先週末に見舞われた大雪は、住民生活への被害が大きかったようだ。道路では車の立ち往生、JR線では運休が相次ぎ、小中高校は臨時休校した。積雪は90センチを超えたそうなので、身動きもとれなかったろう▼西日本とひとくくりにすれば、温暖で過ごしやすい印象だが、鳥取の観測史では1メートル前後の積雪は何度も記録している。豪雪に一定の経験を持つ地域と言っていい。その地域にして生活を機能停止させるのだから雪は怖い。飯山では雪の専門家であるスキー場スタッフが雪崩で命を落とした▼大雪と言えば、3年前のちょうどこの時期、県内を含む関東甲信越地方に降った雪が、記憶に新しい。降り続いた雪はあたりを白一色にし、積雪は松本で75センチ、諏訪で52センチ。八ケ岳山麓では1メートルにも達した▼茅野市の国道20号が数日にわたって通行止めになるなど交通が乱れ、流通が止まった。農業用のビニールハウスには壊滅的な被害が出て、行く手を阻まれて孤立した集落があった。生活への影響はしばらく続き、降雪も災害の一つという認識を強くした▼いったん降り出してしまえば雪を止めることはできない。被害を最小限にするには事前に物心両面の備えをし、対処していくしかない。暦の上では「春」となり、寒さは峠を越えた感があるけれど、雪の季節が終わったわけでない。他地域の大雪を他人事にせず、怠りなくしたい。

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