駒ケ根市がエル・システマ導入へ

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駒ケ根市は2017年度から、音楽を通じて子どもたちの生きる力を育む事業「エル・システマ」の導入を計画している。南米ベネズエラで開発された青少年育成システムで、音楽活動を通じて忍耐力や協調性、自己表現力などの社会性を身につける取り組み。手始めに赤穂南小学校金管バンドへの講師派遣や園児・小学生対象の弦楽講座の開催などを予定しており、23日開会の市議会3月定例会に提出する17年度一般会計当初予算案に関連予算200万円を計上している。

エル・システマは集団での音楽教育を子どもたちに提供するベネズエラ発祥の教育システム。貧しい地域の子どもたちに管弦楽器を無償で与え、集団で音楽を教えることにより、犯罪の道から救ってきた実績がある。その効果が注目され、システムは世界各地に普及。国内では東日本大震災からの復興を目的に、福島県相馬市で初めて導入された。

2020年の東京五輪・パラリンピック大会でベネズエラのホストタウンを務める駒ケ根市では、同国との交流をきっかけにエル・システマの導入を検討。試行的に赤穂南小金管バンドにプロの演奏者らを派遣することにした。

このほか弦楽講座や子ども音楽祭の開催も計画。来年度以降もさらに取り組みを広げていく方針で、杉本幸治市長は「できれば5年後ぐらいに、子どもたちのオーケストラをつくりたい。高齢者も練習して、プロと一緒に演奏会ができるようになれば」と期待している。

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