諏訪湖結氷にも温暖化影響 環境セミナー

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岡谷市と環境市民会議おかやは18日、環境セミナー「長野県における気候変動の緩和策と適応策について」を同市のカノラホールで開いた。講師を務めた県環境保全研究所の主任研究員、浜田崇さん(49)は、地球温暖化の影響について警鐘を鳴らした。市内外からの来場者約90人が耳を傾けた。

浜田さんは地球温暖化の現状として、氷河や氷床が解けることによる海水面の上昇や、海水温上昇の影響でサンゴが死んで白化する現象を報告。県内の気候では、諏訪湖の結氷について60年間にわたるデータを示しながら、全面結氷が遅れる一方で、1990年以降は解氷日が早まっているとし、「最低気温が上がり、結氷の期間が短くなっているため、御神渡りが出現しにくい傾向にある」と説明した。

気候変動の対策では、二酸化炭素などの温室効果ガスを削減する「緩和策」と、既に起こりつつあり避けられない温暖化の影響に対応する「適応策」を2本柱として紹介。緩和策では県が進めている二酸化炭素の排出量を減らす取り組みを伝えた。適応策は農作物の被害や自然災害の回避につながるとし、「温暖化の影響は地域によって異なるため、新しい気候に適応できるよう地域での備えが必要となってくる」と強調した。

セミナーは、身近な自然環境に対する市民意識を深め、温暖化防止につながる家庭や地域の行動に役立ててもらおうと毎年開いている。

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