情感たっぷり人形浄瑠璃 中川で公演

LINEで送る
Pocket

離れ離れになった母と娘の再会を描いた「傾城阿波鳴門順礼歌の段」の一場面

中川村の中川人形保存会と村公民館は19日、第6回「中川人形浄瑠璃定期公演」を中川文化センターで開いた。演目は「傾城阿波鳴門順礼歌の段」と「日高川入相花王渡し場の段」を上演。会場を埋める約150人の観客の前で、保存会メンバーらが日ごろの練習成果を披露した。

このうち「傾城阿波鳴門順礼歌の段」は、親を捜して順礼する娘と偶然出会った母親が、娘に難が降り掛かるのを恐れ、母であることを打ち明けられずに葛藤する親心を描いた作品。人形遣い、太夫、三味線が三位一体となった人情話の熱演に、会場から惜しみない拍手が送られた。

保存会は2012年、約50年前に途絶えた村の人形芝居を再興しようと、村公民館講座を経て結成。人形浄瑠璃の伝統を継承する国選択無形民俗文化財の今田人形座(飯田市)で活躍する木下文子さんらに講師を依頼し、村高齢者創作館を会場に毎月1、2回の稽古に励んでいる。

保存会長の大場茂明さん(80)は「地元の皆さんらから支援をいただき、感謝でいっぱい。人形と一体となって演じるので楽しんでほしい」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP