チェコのパベルさん 26日から富士見で写真展

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チェコのパベル・ヤンシュタさん(33)が、欧州や中東、日本を歩き、出会った人々に愛や希望、信じることについてポストカードに書いてもらった旅の写真展が26日から、富士見町信濃境の「八ケ岳南の学校」で始まる。パベルさんは「宗教、人種に関係なく、皆がつながり、同じであるということを知ってほしい」と話している。

大学で政治学を学んだパベルさんは、新政党を立ち上げ、故郷ヴォドニャニの副市長も務めた。旅行家、脚本家でもあり、少年少女の野外活動にも携わるなど幅広く活躍している。

自身と名前が同じ先人、聖パベルが愛、信じること、希望を人の基本として旅したことを実践しようと計画。2010年には3カ月かけて、故郷からイスラエルのエルサレムまで総距離3500キロ、11カ国を訪問。15年には終戦から70年を迎えた日本を初めて訪れ、広島市から長崎市まで450キロを2カ月かけて歩いた。翌年はドイツからフランスまで700キロを旅した。出会った人に白紙のポストカードを手渡し、愛、希望、信じることのいずれかを、愛は赤、希望は青、信じることは緑色のペンで書いてもらい、家族や友人に宛て投函した。

写真展では3度の旅ごと、出会った人とポストカードの写真、エピソードを日本語と英語表記で展示。計15カ国、25国籍の196人を紹介する。写真展はこれまでチェコで4回開催。広島で被爆し、生きたいという願いを込めて折り鶴を折り続け、12歳で亡くなった佐々木禎子さんへの思いを込めて来場者が会場で折った鶴4000羽などを展示。来場者もはがきを書いて、展示に参加してもらう。

パベルさんは10年にシリアを訪れた際知り合った少年とメールの交換を続けている。戦火の少年に折り鶴を贈りたいというパベルさんの申し出に「必要なものは食べ物。自分たちのことを忘れないでほしい」という答えが返ってきた。パベルさんは「少年の気持ちを折り鶴の展示を通して伝えたい」と話す。折り鶴は展示後、広島市に届ける予定だ。

今回の写真展は八ケ岳南の学校と交流のある銅版画家、尾形祐美さん(29)=山梨県北杜市=がチェコで写真展を訪れたのがきっかけで実現。3月5日まで。午前10時~午後5時。25日午後2時からはオープニングパーティーも開く。問い合わせは八ケ岳南の学校(電話0266・64・2933)へ。

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