2017年02月23日付

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大豆にこうじや食塩を混ぜて熟成させる発酵食品の「みそ」。みそ汁として一年中味わうことができるが、冬は特に体に染み入る。総務省の家計調査によると、2015年の都道府県別の1人当たりのみそ消費量は長野県が1位▼近年は即席みそ汁の需要が増え、「みそスープ」は海外で人気が出ているという。一方で国内のみそ消費量は減少している。全国味噌工業協同組合連合会はさまざまなレシピを紹介して消費を喚起。かきやトマト、豆腐が入ったり、タラや白子が添えてあったりといずれも具だくさんで、みそ汁の守備範囲の広さを感じる▼諏訪地方ならではの食の代表格の一つでもある。ゼミの研究で訪れた東京都内の大学生は、みそに焦点を当てて動画投稿サイト「ユーチューブ」で発信している。美しい自然も重なり諏訪のみそは人々に癒やしを与えるものだとアピールする▼下諏訪町のみそメーカーが飯島町の工場で厳冬期に行う寒仕込みの「みそ踏み」という作業をしていると小紙が伝えていた。製造工程が自動化される中で伝統手法を習得する機会なのだという。製法を学ぶことで商品に対する愛着も一層高まるのかもしれない▼諏訪商工会議所が「諏訪市の地酒での乾杯条例」の制定を求めて市議会に陳情を提出した。地酒での乾杯を推進して地場産業の発展を図るのが目的だ。日本酒も含めて豊かな醸造文化を継承していきたい。

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