辰野町 「ほたるのまち創生」着手へ

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辰野町は新年度、人口減少対策事業「ほたるのまち創生プロジェクト」に本格着手する。町の象徴である蛍を名称に掲げ、ゲンジボタルなどの生息環境整備から町のイメージアップ戦略まで、分野を超えて「ほたるのまち」の発展につながる多様な取り組みを展開。補助制度や学習機会の充実によって住民の参加意識を高めながら、本来の資源を生かした魅力あるまちづくりの基盤を築いていく。

第5次総合計画後期基本計画の主要4事業のうち、地方版総合戦略に基づき進める人口減少対策の一つ。担当課や教育委員会が連携する部局横断型のプロジェクトとすることで、幅広い世代の住民が参加しやすい環境を整えられるほか、進行状況に応じた柔軟な予算配分も可能になる。

住民参加型の取り組みでは、具体的に▽蛍の水路整備や保全、蛍を生かした魅力づくりを進める自治区への補助▽児童らが生きた教材として蛍の成長過程を学び、 えさのカワニナ養殖も体験する環境学習の充実▽若者同士が交流して町事業の立案や参画を行い、郷土愛を高める「若者会議」開催―などを計画する。

イメージアップ戦略では、蛍にちなんだ新商品開発と既存商品の改良に対する補助を行うほか、都市圏へ「ほたるのまち」を情報発信するPR動画も作成する。観光誘客はもちろん、町の認知度向上や住みやすさの宣伝効果による移住定住促進も狙う。

プロジェクトと連動して、荒神山公園の旧ウオーターパーク管理棟をカワニナの養殖や学習・研究施設などに再生するリノベーション事業も開始予定。若者が集う交流拠点としてアピールしつつ、同時進行で活用を図っていく。

プロジェクトは国の2016年度地方創生推進交付金採択を受け、3カ年で進める。本格着手する17年度に向け、一般会計当初予算案に新規事業として関連費用2930万円を計上した。うち半額を同交付金でまかなう。

まちづくり政策課は「全国各地で人口減少対策が講じられる中、求められるのは町の特色や資源を最大限活用したプロジェクト。住民に主体的に取り組んでもらい、町一体となって展開していきたい」としている。

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