辰野町の実践型インターンシップ 成果報告会

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辰野町と一般社団法人TUGBOAT(タグボート)は24日、今年度の「実践型インターンシップ」の成果報告会を信州フューチャーセンターで開いた。参加した地元5事業所と学生10人が、経営革新や新商品開発、交流拠点づくりといったプロジェクトを報告。学生の経験値獲得や企業の業績向上など、長期研修を通じて双方が得た成果を確かめ合った

同事業は企業がプロジェクト設計を行い、募集に応じた学生が1~6カ月間にわたり研修する仕組み。2年目の今年度も、町が学生1人月額10万円の活動支援金を補助。男性3人、女性7人の学生が、飲食、まちづくり企画、建築設計など多分野の事業所で実際のプロジェクトに挑んだ。

報告会には町や商工観光関係者ら約30人が参加。倫フードホールディングス(関倫夫社長)で宅配弁当事業の立ち上げに携わった、町出身の松田昴樹さん(22)=信州大学経済学部4年=は、需要調査や営業宣伝を経て、3カ月余りで辰野、箕輪両町の個人宅へ約50食を固定配食する実績を上げた。「今後は上伊那圏の施設などへの拡大も可能と考える。就職で町を離れるが、少しでも役に立てたかなと思う」とまとめた。

関社長は、中小企業経営者が日常業務に追われ、新規展開を考えても十分な準備時間を確保できない現状を説明。「学生の若い感性、積極的な取り組みが事態を解決してくれた。新規事業で非正規従業員が3人増え、雇用面の効果も生み出している」とした。

ほかの学生も、地域課題の解決拠点となる信州フューチャーセンターの開設準備、交流人口増のイベント企画などの成果を報告。「長期プロジェクトはもちろん、住民との交流機会も持てたことで、町の魅力や地方で働く意義を感じ取れた」と話していた。

町は来年度も実践型インターンシップを継続。事業所向け経営相談なども含めて拡充を図っていく。

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