2万人割れ目前 下諏訪町の人口

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下諏訪町の人口の推移

1970年代前半をピークに減少を続けてきた下諏訪町の推計人口が、2月1日時点でちょうど2万人となったことが28日、県が発表した毎月人口異動調査で分かった。戦中戦後期から70年余にわたって維持してきた2万人台を割るのは目前の状態。町は昨年春策定した地方版総合戦略に基づき、子育て支援や移住定住促進、地域活性化の取り組みを加速させ、人口減少に歯止めをかけていく方針だ。

推計人口は5年ごとの国勢調査の結果を基とし、毎月の住民基本台帳の異動を加減した数字。下諏訪町は今年1月1日時点から39人減った。

同町は1893(明治26)年に町制を施行。1958(昭和33)年に当時の長地村(現岡谷市)の一部を編入し、現在の町域になった。町の統計や国勢調査などによると、推計人口のピークは73(昭和48)年の2万7502人で、その後は年々減少。企業の町外流出などで転出が転入を上回る「社会減」となったほか、高齢化率が高い人口構成のため、自然増減も97(平成9)年には、死亡が出生を上回る「自然減」の基調に転じた。

65歳以上が全人口に占める高齢化率は36・1%(2月1日現在)で、諏訪地方の市町村では最も高い。町は人口ビジョンで、2040年の町人口を1万5550人、60年は1万3502人と推計する。

ただ、明るい兆しもある。年間100~110件前後で推移していた婚姻件数が、一昨年は139件、昨年は137件と増えた。出生数も昨年が150人で、一昨年を約30人上回った。町は「住民と連携した婚活プロジェクトなどの成果という見方もできる。うれしい流れ」とする。

町は来年度、保育園への保健師配置などによる子育て支援や、新設の交流拠点を使った移住促進策の展開など、人口減少対策にさらに力を入れる。青木悟町長は「町の年代別構成などを考えれば人口減少は避けられず、2万人割れは覚悟している。そうしたことに一喜一憂せず、将来に向けてやるべきことをしっかりやっていく」と話している。

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