2017年03月02日付

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平昌冬季五輪まであと1年となった。五輪は4年に1度の一発勝負。そこに醍醐味(だいごみ)と難しさがある。五輪で勝つには、毎年は開かれないという壁が立ちはだかる▼フィギュアスケートの浅田真央選手は2006年のトリノは年齢制限で代表資格を得ることができず、10年のバンクーバーで銀メダルを獲得したものの金メダルに届かなかった。いまさらながらトリノに出場していたらどうなっていただろうと考えてしまう▼モーグルで活躍した上村愛子さんは07~08年ワールドカップで種目別優勝を果たし、09年の世界選手権ではモーグル、デュアルモーグル2冠と、世界の頂点に立った。しかし、1998年の長野から5大会連続出場した五輪でメダルを手にすることはできなかった▼4年という歳月は一方で大きな感動を呼ぶ。スピードスケートの世界スプリント選手権で総合優勝2度の黒岩彰さん。五輪は1984年のサラエボでメダルを逃し、雪辱を期した88年のカルガリーで500メートル銅メダルに輝いた。この間の特に精神面の鍛錬は計り知れない。しかも不利といわれたアウトコーススタートの快挙だった。金メダルに匹敵する価値ある銅メダルだと今も思う▼平昌五輪を1年後に控えた今季、日本勢の活躍が相次いでいる。スピードスケートの小平奈緒選手、ジャンプの高梨沙羅選手…。ついつい期待を高めてしまう。どんなドラマが生まれるだろう。

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