障がい者と音楽で触れ合い 小川さん演奏会

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英国と日本を拠点に活動するピアニスト小川典子さんのライフワークで、自閉症の人や障がい者を持つ家族向けのコンサート「ジェイミーのコンサート」が3日、茅野市民館で開かれた。障がい者や家族、一般合わせて約50人が来場。ピアノ演奏の後には小川さんを囲んだ茶話会もあり、音楽を通した心の触れ合いについて懇談した。

「ジェイミー」は、小川さんが英国の下宿先で出会った家族で、障がいのある男の子の名前。「運命の巡り合わせ」と回想する出会いとなり、家族の思いに寄り添い気持ちを共有するためのコンサートのきっかけになった。演奏家として、ピアノを奏でる理由の一つになっているという。

小川さんの活動に共鳴した茅野市民館でも、今年度は4月2日の「世界自閉症啓発デー」にブルーライトでライトアップしたり、トークイベント「障がいとアート」を開催したりと、「ともに生きる命、つながる感性」のあふれる地域社会に向け事業に取り組んでいる。

今回は4日のピアノリサイタルと合わせ、「ジェイミーのコンサート」が実現した。

コンサートでは、シューマンの「トロイメライ」やドビュッシーの「月の光」など9曲が演奏された。

茶話会では、参加者から「好きな曲は」「意思のある音楽が聴けてうれしかった」「感動した」といった質問や感想が出た。

小川さんは「ドビュッシーの曲が好き。ピアノの演奏は音色のコントロールが全てだと思う」。「ジェイミー」をテーマにした作曲も進行中だとして「茅野市で演奏できたらうれしい」と、今後の活動に期待を込めた。

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