迫る御柱祭[第3部]ひと模様 8、宮坂隆平さん

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前回、2010年の諏訪大社下社御柱祭で「御柱祭下社三地区連絡会議」の会長を務めた。安全で円滑な曳行の実施に向け、山出しでは午後5時以降の木落しの中止などの徹底を図った経験から「曳行長の指示の下、氏子全員が規律と規定を守って御柱祭に臨めば、必ず安全で楽しい祭になる」と強調する。

01年~10年まで、諏訪大社大総代を務め、大総代会議長などを歴任。岡谷市、下諏訪町、諏訪市上諏訪で発足した三地区連絡会議では、時間と秩序を守った曳行を訴え続けた。前々回の御柱祭で木落しが落日後に行われたことから危険防止のために盛り込んだ「木落しの午後5時厳守」は8本の御柱すべてが果たした。2市1町の組織を通じて周知徹底に取り組み、氏子の意思統一が図られた。「区長さん、曳行長さん、各係の役員や係員の皆さん、曳き子の皆さん、最後に掃除をして歩く氏子の皆さん、祭りに関わるすべての方の協力があってこそ」と振り返る。

岡谷市御柱祭典委員長として市内の氏子が関係する5本の御柱のスムーズな曳行にも気を配った。前年8月に同委員会が立ち上がり、事務所を開設。事務局と協力しながら各担当者との協議、調整に明け暮れた。「みんなが楽しい御柱祭」の実現に向けて一つひとつ準備を重ねてきたが、それでも開幕までの1カ月は大きなプレッシャーに押しつぶされそうになった。「やるべきことはやりきったのか。心配をしだしたら、きりがないのだが、それでも心配だった」。

山出し当日、特に難所である木落しでは、何度も坂を上り下りして曳行役員らを激励。「どの柱も規律、統制が取れていた。本当に頼もしかった」と話し、感謝の気持ちは今も忘れない。

今回の三地区連絡会議、市御柱祭典委員会の取り組みに「準備が着々と進んでいるようで感服している。大変なこともあると思うが、楽しい御柱祭になるよう頑張ってほしい」と思いを寄せる。

今回は曳き子の一人として御柱祭に携わる。横河川沿いのウオーキングなどで体力の維持、向上に努めており「役員の指示に従いながら、今回はしっかりと楽しませてもらう」と大祭の開幕を心待ちにしている。

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