寒天に「愛情」寄せて 茅野で博覧会

LINEで送る
Pocket

出展者が天寄せへの「想い」や作り方などを説明し、女性を中心に大勢が訪れた

茅野市の特産品「角寒天」の文化を継承し、新しい可能性を考える初の催し「寒天博覧会inちの」(同市ミュージアム活性化委推進委員会主催)が4日、茅野市民館イベントスペースで開かれた。一般から募集した、角寒天を使った天寄せの紹介、審査、試食などが行われ、女性を中心に約110人でにぎわった。

同市美術館の、まちの宝を探す連続講座「ちのを編む」の有志ら6人の「ちの寒天プロジェクト」が企画。同プロジェクトによると角寒天は秋田県で多く使われ、博覧会も開かれた。メンバーの一人熊澤美典さん(松木寒天産業)は、秋田の編集者藤本智士さんの取材を受けて茅野の角寒天を紹介したのが縁で、博覧会の審査員に招かれた。秋田県民の情熱に衝撃を受け、講座の仲間らと茅野での開催を練ってきた。

天寄せは、寒天の凝固力を利用して作る。出展者は、諏訪地方を中心とする19歳から82歳までの男女16人。普段から寒天を利用しているベテラン主婦も多く「干し柿紅茶寒天」「えごま天寄せ」「りんごのばらの花寒天」「みたらし寒天」「長いも梅肉寒天」「ビーツマシュマロ寒天寄せ」など有り合わせの食材で簡単に出来、かつおいしい作品が紹介された。

審査員は秋田県の寒天名人照井律さん、新潟県の郷土料理保存会の井上順子さん、茅野市の写真家細川伸吉さん、県寒天水産加工業協同組合の小池隆夫組合長ら5人。「味」「見た目」は各15点、「想い」20点の持ち点50点で採点した。審査員からは「アイデアが素晴らしい」「寒天のイメージが変わった」、試食をした参加者からは「レシピを聞きたい」「体に良さそう」などの感想が上がった。

藤本さんによるトークイベントや地元保存会による「天屋節」の踊りもあった。

おすすめ情報

PAGE TOP