売り手市場に熱気 上伊那で企業説明会

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企業の人事担当者らから説明を受ける学生たち

2018年春卒業予定の大学生らを対象にした「上伊那地区企業説明会」(伊那職業安定協会主催)は6日、伊那市のいなっせで開いた。就職活動が始まった1日の会社説明会解禁後、上伊那では初の合同企業説明会。上伊那出身の学生の地元就職につなげようと関係機関・団体で取り組む「かみいな就活プロジェクト」とも連携、この日開いた企業見学バスツアーの学生も参加した。企業側の採用意欲も高く、会場は例年以上の熱気に包まれた。

昨年に続き面接などの選考活動は6月1日に解禁されるため、今年も「短期決戦」となる見通し。学生優位の「売り手市場」が続く中、上伊那の企業にとっては必要な人材をどう確保するかが課題となっている。同協会は今回の説明会を皮切りに、6、8月に「ふるさと就職面接会」を開催し、人材確保につなげていきたい考えだ。

企業説明会にはバスツアーの参加者を含めて昨年を40人上回る169人(大学112人、短大19人、専修など38人)が訪れた。一方、企業側も昨年より4社多い64社が集結。「会場の収容能力いっぱい」(同協会)という盛況ぶりで、採用意欲の高さをうかがわせた。

学生たちは受け付けを済ませると、「自己紹介カード」に名前や学校名、学部、学科、希望職種などを記入し、興味のある企業のブースを訪問。企業の人事担当者はインターネットのホームページやパンフレット、製品などを見せながら熱心に会社をアピールしていた。

県内の理系大学に通う伊那市の男子学生(21)は「地元で働きたいと思い、就職活動をしている。企業側からの売り込みもあり、ありがたい」。京都の大学に通う飯島町出身の男子学生(21)は「金融機関か公務員が希望。思ったより人が多い」と気を引き締めていた。

伊那職安の西澤和巳所長は「売り手市場に変わりはなく、中小企業の採用はますます難しくなっている」と指摘。その上で、「大企業にはない働きやすさなどをアピールし、1人でも多く採用できるよう取り組んでほしい」と期待していた。

一方、バスツアーには34人が参加した。東京発と名古屋発のバスが運行され、伊那市役所で地元参加者と合流した後、初日は2グループに分かれ、上伊那南部を中心に計6社を訪問した。2日目の7日は3グループに分かれ、計12社を訪れる予定だ。

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