武井武雄の手芸図案集 90年ぶり発刊へ イルフ童画館

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岡谷市のイルフ童画館は17日、同市出身の童画家、武井武雄のPRに関連し、1928(昭和3)年に出版された「武井武雄手芸図案集」が再編集され、約90年ぶりに発刊されると発表した。若者向けのアパレルメーカーとの連携で武井作品がデザインされた衣類の発売も決定。女性や若者に向けた発信力が高まると期待される。

手芸図案集の出版は、「裁縫が巧みだった妻の梅さんの影響があるのでは」と同館は推測する。発刊される図案集は100点を収録し、このうち手芸作家の大塚あや子さんが20点を選んで仕上げた刺しゅう作品をカラー写真で掲載、解説も加えた。

生誕120年を記念し、2014年3月から始まった「全国巡回展」で出版社の編集者の目に留まった。18日に文化出版局から出版される。

武井作品がデザインされたアパレル商品は若者に人気のあるブランド「グラニフ」から11月に発売予定。Tシャツ、パーカー、シャツ、ワンピースなどに利用される見通しだ。販売価格、生産量に応じて著作権使用料がメーカーから市に支払われる契約という。同館の提案にメーカー側が関心を示した。

山岸吉郎館長は「武井のデザインは20~30代のクリエイティブな仕事をしている女性に特に人気がある。図案集の発行とアパレル商品への展開は武井作品を知らない層に知ってもらう絶好のチャンスになると思う」と期待した。

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