認知症を地域で支援 南箕輪でセミナー

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住み慣れた地域暮らし続けるための支え合いに理解を深めた

認知症など判断能力が不十分な人たちの支援を考える「成年後見セミナー・認知症フォーラム」(県伊那保健福祉事務所、伊那市社会福祉協議会上伊那成年後見センター主催)が7日、南箕輪村民センターで開かれた。伊那市で認知症家族を支援している宅老所「ひなたぼこ」代表の小山内貴代美さんが、取り組み状況を報告。日本成年後見法学会副理事長で、「あい権利擁護支援ネット」(東京)理事の池田惠利子さんが成年後見制度について講演した。住民や関係者約190人が聴講した。

認知症とのその家族が集うカフェ(交流の場)「オレンジ」を伊那市内で展開する小山内さん。介護者の余裕が認知症当事者の安心につながると感じて取り組みを始め、現在では毎月市内6カ所で開いていると説明した。

カフェを運営するボランティアは元介護者など経験者も多いと語り、「介護している人は孤立しがち。このカフェは在宅介護者の味方でいたい。運営する私たちは今までの経験でいろんな情報も持っている。最初は不安かもしれないが、話に来てもらえれば」と利用を呼び掛けた。

池田さんは「成年後見制度」について解説。後見人は認知症や障がいなどで判断能力が不十分な人の尊厳を守り、財産管理や福祉サービスをサポートする役割を持つと述べ、「その人らしさや権利を守る人生の伴走」と話した。

住み慣れた地域で暮らし続けるためには、周囲の理解と支えが不可欠とも示し、「まず地域社会の一員として、気になる人がいれば発見し、民生委員などにつないでほしい」と述べた。

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