赤穂南小のアイドル ヤギ5頭“卒業”

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別れを前に軽トラックにヤギを乗せる赤穂南小2年3組の児童

駒ケ根市赤穂南小学校2年3組の25人が8日、生活科の学習の一環で1年半ほど飼育してきたヤギ5頭とお別れした。今春のクラス替えに伴い、ヤギを借りた産直市場グリーンファーム(伊那市)の動物広場に返すことに。毎日の餌やりや小屋の掃除にと奮闘した子どもたちは、かわいがったヤギとの最後の触れ合いを楽しみ、別れを惜しんだ。

2015年9月から雌ヤギの「シロ」と「メリー」を飼い始めた。体重が順調に増えたシロは「雄ヤギと結婚」させて16年5月に3頭の赤ちゃんが誕生。児童玄関前の手造り小屋で飼育する5頭のヤギは「全校の誰もが名前を覚えるアイドル」だった。

別れの8日。児童たちは「グリーンファームへ行くよ」「分かってるのかな」とヤギを気遣いながら運搬用の軽トラックに乗せて伊那市へ。大型バスで児童も動物広場を訪れ、担当の獣医師に「みんなをよろしくお願いします」と伝えて、他のヤギが待つ広場内の柵の中へ5頭を導いた。児童たちはメリーと写真を撮ったり頭突きをするシロを心配したりしながら、徐々に広場になじんでいくヤギの様子を見守った。

別れの時「けんかするなよ」「強くなれよ」と叫ぶ児童の目には涙が。帰りのバスの中で忍び泣きがおえつへと変わり、校内のヤギがいなくなった小屋を見て号泣した。その姿を見守った担任教諭は「これがヤギと関わってきた子どもたちの姿。動物を飼う実体験を通じて抱いた命を大切にする気持ちを今後に生かしてほしい」と期待していた。

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