上社に水墨画「御柱」 真野さん奉納

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諏訪大社に奉納した水墨画「御柱」を北島宮司(左)と一緒に見る真野さん

下諏訪町湯田仲町の水墨画家、真野玉淳さん(79)が8日、諏訪大社御柱祭の用材となるモミの大木を描いた作品「御柱」を、諏訪市の上社本宮に奉納した。2010年の御柱祭に合わせて奉納した作品が下社秋宮に飾られており、上社への奉納は念願だった。「御柱祭が永遠に変わることなく続くように」との願いを込め、約2カ月かけて制作した大作だ。

真野さんは1979年、日本を代表する水墨画界の巨匠、山田玉雲に師事。81年の全日本水墨画展で初入選し、88年に全日本水墨画会正会員になった。全日本秀作展では文部科学大臣賞をはじめ受賞を重ねた。現在、県水墨画協会理事。全国水墨画美術協会公認講師でもあり、諏訪地方各地の教室でも指導している。

本宮に奉納した作品は、絹地に描いた「絹本」で、縦136センチ、横70センチの大きさ。昨年の御柱祭に合わせて制作し、額装にした。

森の中で伐採を待つモミを題材にし、巨木4本と幼木1本が天に向かって伸びるような構図。最も太い一之柱にかかる月には純銀箔を貼った。秋宮の絵には太陽が描かれており、「日と月」で一対になるようにした。月には「モミの木が育まれるように」との思いも込めたという。

この日は本宮で奉納神事があり、真野さんと諏訪地方の4教室の代表が参列した。真野さんは「上社にも飾っていただければ、この上ない幸せ」と話した。北島和孝宮司は「両方のお宮に上げてもらい、ありがたい。一対の作品をバランスよく飾りたい」と感謝した。

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