「梅の里」で地域活性化 茅野市金沢

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植樹祭に向けて、梅の苗木を植える場所にくいを打つ「梅プロジェクト」メンバー=茅野市、金沢公園

茅野市金沢地区の住民有志が、梅と関わりが深い地域の特徴を生かしたまちづくり「梅プロジェクト」を立ち上げた。地区内の金沢公園に梅を植樹し、梅まつりや収穫祭、梅の実の加工品の開発などに取り組み、梅による地域活性化につなげようと考えている。

金沢地区はかつて甲州街道(現国道20号)の宿場町「金沢宿」として栄え、街道の両側には梅が植えられていたという。1958年に行われた国道20号の拡幅工事の際に伐採されたが、74年の金沢小学校の開校百周年を記念して制定された校章は、金沢の梅並木にちなんで梅の花のデザインが用いられている。

プロジェクトチームは昨年12月に発足。メンバーは果樹農家や造園業などの学識経験者や地区の代表ら30~60代の男女の有志約30人。金沢を「梅の里」として再認識し、地域のきずなづくりや地域の「ブランド」としてPRしていくことを目指す。

梅の苗木は100本用意。品種はかつて甲州街道に植えられていたとされる「豊後」で花の色はピンク色。寒さに強く大きい実がなるという。当面は成木になるまで2~3年かけて苗木を育てる。植樹場所は住民が集まりやすい場所として市所有の金沢公園とし、いずれは地区内のさまざまな場所に広げていきたい考えだ。

11日はメンバー約10人が金沢公園に集まり、4月8日の植樹祭に向けて園内の遊歩道の両側や開けた場所などを植樹場所に選定し、竹のくいを打った。リーダーの菊農家、机博文さん(54)は「花見や収穫など梅によって地域住民が一つになる機会が増えればうれしい。梅酒や梅漬けなどの開発に発展できたら」と今後に意欲を見せている。

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