SUWAロケット2号機完成 6市町村と信大

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初披露した「SUWA小型ロケットプロジェクト」の2号機

諏訪6市町村と信州大学工学部(長野市)の「SUWA小型ロケットプロジェクト」が、19日に秋田県能代市で打ち上げる2号機を完成させた。11日、岡谷市のララオカヤで披露した。独自に開発したエンジンを使うのは今回が初めてで、プロジェクトマネジャーで信大の中山昇准教授(46)は「打ち上げの成功を期待している」と語った。

昨年打ち上げた1号機は既製品のエンジンを搭載したが、今回は機体もエンジンもすべて諏訪産のロケット。長さ1・64メートル、直径10・4センチの大きさで、重さは燃料を含めて7・3キロ。機体に独自開発のガラス繊維強化プラスチックを使った。

外観は視認性が高く、海や山でも目立つピンクと白を塗り、八ケ岳をデザインしたイラストや、6市町村の市章を描き、機体番号「SRP002―01A」を書き入れた。

ロケットは、能代市の旧能代海水浴場から日本海に向けて打ち上げる。最高時速480キロで上空732メートルに到達し、海岸から1キロほど沖合に落下する見込み。燃焼時間は約14秒。固形燃料(ポリプロピレン)に液体の酸化剤(亜酸化窒素)を加えて化学反応を起こし、推力に変える。

ロケットに全地球測位システム(GPS)を搭載し、小型無人機(ドローン)から無線中継して地上のパソコンに位置情報を送り、着水したロケットを漁船で回収する。

本番を1週間後に控え、プロジェクトサブリーダーの小平裕也さん(39)は「1号機より3倍近い重さで、相当大きい。ようやく自分たちのエンジンで飛ばすところまでたどり着いた」と打ち上げに意欲をみせた。

今後は18日に現地でロケットを組み立て、19日午前9時から打ち上げる。気象条件によっては翌日に変更する。

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