駒ケ根市と信大 包括的連携協定を締結

LINEで送る
Pocket

協定書を手に握手を交わす駒ケ根市の杉本市長(右)と信州大学の濱田学長

駒ケ根市と信州大学(本部・松本市)は14日、相互協力により地域の発展と人材育成を図るための包括的連携協定を締結した。文化、産業、医療、教育、学術研究など幅広い分野で連携・協力する内容。市側は産業振興や地域医療の発展などに学術的なノウハウを活用、大学側は地域に根差した大学として連携強化を図る狙いがある。同日、市役所で開いた調印式で杉本幸治市長と濱田州博学長が協定書を取り交わした。(堀木俊典)

信大が自治体と結ぶ協定は県を含め15例目。市は2013年5月に同大農学部(南箕輪村)と「連携・協力に関する協定」を締結し、特産化を目指すゴマの優良個体選抜や育成、伝統野菜の調査などを共同で進めてきた。これまでの実績を踏まえ、連携範囲を全学部に拡大した包括的な協定を結ぶことにした。

協定書には▽地域の文化振興▽地域産業の振興▽教育・人材育成▽まちづくり▽自然・環境▽学術研究―などに関する連携事項を明記。期間は4月1日から3年で、両者の合意により更新することができる。

調印式で杉本市長は農学部との連携によるこれまでの成果を報告し、「市第4次総合計画に掲げる五つの重点プロジェクトに向け、IT化や新たな研究は欠くことができない」と強調。協定を機に「特に地域の産業界、地元企業との連携開発を進めたい。桑を使った6次産業化や中央アルプスのジオパーク化にも力添えを」と期待した。

大学側は地域に実証実験の場を構築するリビングラボ構想を市内でも進める意向。濱田学長は「大学にはいろんな学部があり、それぞれの観点で地域のまちづくりに協力している。課題に適した学部、教員と連携させてもらえれば」と述べた。

おすすめ情報

PAGE TOP