諏訪中央病院 第3期増改築工事が完成

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茅野市、諏訪市、原村でつくる諏訪中央病院組合が進めていた組合立諏訪中央病院(茅野市玉川)の第3期増改築工事が完成し、同病院で16日、竣工(しゅんこう)引き渡し式が行われた。施工業者や病院職員ら約90人が参加。組合長の柳平千代一茅野市長は計画策定から5年に及んだ事業を振り返り、「安全安心の拠点として新しく生まれ変わった病院を最大限活用していく」と述べた。

第3期増改築工事は、現在地に移転新築した1986年、増改築を行った98年に続く大規模な施設整備。2012年3月に病院の将来構想や課題を職員自らまとめたマスタープランを策定し、設計を経て、13年11月に着工。診療を続けながら工事を進めた。

屋上ヘリポートや手術室、ICUなど救急部門を集約した地上5階地下1階建ての「北棟」と、講堂や外来がある2階建ての「東棟」が14年4月に増築され、16年7月にはドック健診センターがリニューアルオープン。駐車場の1台当たりの駐車スペースが広くなり、老朽化した院内の設備や配管も更新された。

病院は▽変化する医療ニーズに対応した療養環境の適正化▽患者アメニティーの改善と患者サービスの向上▽チーム医療にまい進できる職場環境の整備―などを目標に掲げ、病床数360床を維持し、病棟を10から11に増やした。1病棟当たりの病床数を減らし、複数の疾病を抱える患者に対して、きめ細かい看護を提供する体制を整えた。

病院の延べ床面積は約9600平方メートル増えて約3万2500平方メートル。総工事費は約60億円で財源には病院事業債を充当する。このほか屋上防水や外壁改修、駐車場など約6億円の追加工事を病院の自主財源で行った。

引き渡し式で、濱口實院長は「地域の皆さんと職員がともに良い病院だと思えるようにしたい」と語った。建築主体工事を担当した清水・カネトモ・田村建設特定建設工事共同企業体を代表し、清水建設長野営業所の鎌倉孝光所長が「建物が地域医療の発展に寄与できる。その一端を担えたことに感謝したい」とあいさつ。病院増改築委員長の武井義親副院長が患者や施工業者、病院職員の協力に重ねて感謝した。

病院は4月15日午後2時から、竣工祝賀会を院内で開き、関係者と事業完成を祝う計画だ。

施工業者は次の通り(JVは共同企業体)。

▽設計監理=田中、エム・茅野市設計事務所協会JV▽建築主体工事=清水・カネトモ・田村建設JV▽機械設備=高砂熱学・松田南信・共進エネーブJV▽電気設備=関電工・南新・平澤JV

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