山火事防止へ啓発強化 県防災ヘリ墜落で

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のぼり旗を立てながら啓発品を配り、山火事予防を呼び掛け

山火事防止へ啓発強化 県防災ヘリ墜落で

県は17日、上空から消火活動をする県消防防災ヘリコプター「アルプス」を墜落事故で失ったことを受け、山火事予防の啓発活動を始めた。彼岸入りの同日から4月16日までを春の山火事予防「特別強化月間」と位置付け、例年以上に火の取り扱いに注意するよう県民に求めていく。県諏訪地方事務所や諏訪広域消防などは岡谷、茅野両市のホームセンターで街頭活動を行い、線香による失火にも注意を呼び掛けた。

県警ヘリには消火の装備がないため、県内で大規模な山火事が起きた場合、当面は他県の消防ヘリに応援要請していくことになる。従来通りの初期対応は困難のため、全県を挙げて予防啓発を強めることにした。

この季節は、墓参りの線香やろうそくの火、野焼きが原因となる山火事が多く、諏訪では墓参り用品や農業用資材がそろうホームセンターを啓発場所として選んだ。南信森林管理署や市町村の職員らも参加。買い物客に啓発用品を配り「山火事予防に協力をお願いします」と声を掛けた。

諏訪地方事務所林務課によると、管内では2013年に霧ケ峰大規模火災を含む4件の林野火災が発生。一昨年3月には岡谷市川岸地区でやはり大きな山火事があり、今年も既に1件あった。川岸地区や02年3月に松本市本郷地区で起きた山火事は、線香の火が燃え広がったことが原因だった。

同課は「強風時は墓地で線香をあげることを控えていただくか、消えるまで確認していただくしかない。山際でのあぜ焼きなども山林火災につながる恐れがあり、強風・乾燥時は行わないでほしい」と話していた。

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