眠れる蜂の女王 愛好家が大切に持ち帰り

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冬眠状態の蜂を持ち帰るために小箱に入れる愛好家

伊那市福島の地蜂愛好家、小木曽大吉さん(74)が越冬飼育した女王蜂の配布が19、20日、小木曽さんの自宅で行われた。中南信地方各地から愛好家が集まり、冬眠状態の蜂を小箱に移して大切に持ち帰った。

小木曽さんが飼育する地蜂は森の中に巣を作ることを好むシダクロスズメバチ。保護増殖に向けて、12月から女王蜂を自宅脇の小屋内で0~2度で温度管理して越冬させている。

2日間で数千匹を配布。20日は辰野町や箕輪町、諏訪市、岡谷市、塩尻市から愛好家が訪れ、無事に越冬した女王蜂を選別して小箱に入れた。「4月1日に野に放つのが楽しみ。野山で巣を作り、夏に蜂追いができる」と塩尻市の青柳秀俊さん(69)。箕輪町松島の春日久人さん(69)は「小木曽さんが越冬させた蜂は、巣の大きさが通常の3倍にもなる。今年の状態もいい」と笑顔で話した。

1996年から越冬飼育を行っている小木曽さん。今季は昨年夏から秋の天候状況で不安もあったというが、例年並みに羽化発生した。「蜂にとっては冬を越すのが難しい。春まで飼育管理することで生き残り、巣を作る確率は高くなる。この蜂が自然に戻り、増えてくれるのが一番。ずっと蜂と遊んでいきたいからね」と目を細めた。

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