無料開放5年延長 蓼科芸術の森彫刻公園

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無料開放が5年延長される蓼科高原芸術の森彫刻公園

茅野市は、蓼科湖畔の「蓼科高原芸術の森彫刻公園」について、今月末で契約が満了する無料開放の期間を5年延長する方針を決め、公園を保有するBBホテルズ(同市北山)と合意した。2012年7月から始めた無料開放後に入場者数が約1・4倍に増えており、市観光課は「集客効果を生み出している」と判断した。

彫刻公園は1989年7月、アートランドホテル蓼科に併設するマリー・ローランサン美術館(2011年9月に閉館)の野外美術館として開園。約6万6000平方メートルの園内に約70点の作品が点在しており、長崎平和祈念像を作った北村西望など著名な作家たちの作品が鑑賞できる。

同社はホテルの経営権を取得し、12年4月に「リゾートホテル蓼科」としてリニューアルオープン。公園の無料開放は、蓼科湖を核に観光再生を図る取り組みの一環として、柳平千代一市長がヴァッタ・ヴァバン社長(現会長)に要請。両者は同年6月、公園維持管理費の約半額(年約1000万円)を市が負担し、同社は公園を無料開放する契約を交わした。

市が7~10月の水曜と土日に行った調査によると、13年に8万2320人だった期間中の入場者(推計)が、16年は1・34倍の11万4591人に増えた。市が進める遊歩道整備もあり、観光課は「彫刻公園が蓼科湖畔に集客効果を生み出している」とする。

同社の井上哲也社長は「有料だった当時に比べて公園を訪れる人がすごく増えた。保育園の遠足やイベントの会場にもなり、公園の評価とホテルの知名度が上がっている」とし、「県外からでも『蓼科の観光地』として名前が挙がるようにアピールに努めたい」と話している。    

蓼科湖周辺では来年度、湖北側の「交流拠点ゾーン」の整備が本格化し、市が湖畔広場と駐車場の工事に着手する。19年度には公衆トイレを建て替える計画だ。広場の維持管理や誘客施設の設置・運営、集客の仕組み作りについては、蓼科観光協会を中心に検討が行われている。

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