伊那―箕輪―南箕輪をバス縦断 運行前試乗会

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バスに乗り込む参加者=3市町村縦断バスの試乗会

伊那市、箕輪町、南箕輪村による「定住自立圏」の取り組みの一環で4月から試験運行する3市町村縦断バス「伊那本線」の試乗会が22日、伊那市~箕輪町の路線で行われた。市町村長や区長、高齢者クラブなどの関係者約90人が参加し、3市町村を結ぶ新たなバス路線を体験し、運行開始に期待を寄せた。

同バスは圏域内の移動・交流を促進し、地域の活性化や一体感の醸成につなげる狙いで実施。かつて伊那バス(伊那市)が独自運行していた「伊那本線」に近いルートで、国道153号などを基軸に、伊那市西春近赤木を南端として伊那中央病院(同市)や南箕輪村役場を経由し、箕輪町中箕輪大出で折り返す。片道約25キロ。所要時間は片道1時間12分ほど。

停留所は55カ所。高齢者の通院や買い物に配慮し、医療機関や大型店近くに設けた。平日は上り・下り各9便、土日・祝日は上り・下り各3便を運行。運賃は乗車区間に応じたゾーン制(階段方式)とし、伊那市西春近、伊那市街地、南箕輪村、箕輪町の四つのゾーンに分け、初乗り200円(伊那市街地は150円)、ゾーンをまたぐごとに50円加算し、最大350円とした。既存のバスと乗り継ぐ場合の割り引きもある。

バスは新たに導入した専用車両で、乗車定員は31人。車体には3市町村のイメージキャラクター「イーナちゃん」「みのちゃん」「まっくん」が描かれている。

同日の試乗会では上り・下り合わせて5便を運行。参加者は停留所のある伊那市の伊那バス伊那営業所や通り町、南箕輪村役場、箕輪町役場などから乗車し、停留所の場所や運行ルートなどを確認し、利便性を確かめた。

南箕輪村老人クラブ連合会の漆戸智治さん(86)は「市町村をまたいで病院や買い物に行けるようになり、車を運転できない高齢者にとってはとても便利になる」と期待。白鳥孝伊那市長は「医療機関などをかなり細かく回るルートになっており、地域の足として十分活用できる」と強調し、改めて多くの利用を呼び掛けていた。

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