間伐木の馬搬を実演 搬出技術講習で見学会

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中小径木搬出技術講習会で間伐木を馬で曳き出す馬搬を見学する人たち

伊那市のますみケ丘平地林で23日に行われた中小径木搬出技術講習会(県上伊那地方事務所主催)で、馬で木を曳き出す馬搬の見学会があった。馬耕や馬搬の復興に取り組む馬方の横山晴樹さん(39)=同市高遠町=が実演。長さ4メートルほどに切りそろえた間伐木を、数本まとめてぐいぐいと曳き出す様子を見た人たちは「ウインチより速いんじゃないか」と驚きの声を上げた。

横山さんが馬搬に使用した馬は、自宅で飼育するハフリンガー種の雄で、12歳の「ビンゴ」。馬搬用の「鉄板」に間伐材の先端部分を載せて固定すると、手綱を握り、搬出が始まった。「ビンゴ」が一歩踏み出すごとに、山の中にはドスン、ドスンと振動が伝わった。

伐採現場からの搬出技術を持たないために、森林資源が有効活用されていない実態を踏まえ、簡便な器具を使った搬出方法を普及させようと計画した講習会。約60人の参加者はウインチと呼ばれる器具での搬出方法を実習した。馬搬の実演はロープを使ったロープウインチでの搬出を学んだ直後で、機械化されて効率的な現代の方法と、伝統的な山仕事を比較する機会にもなった。横山さんは「新しい機械と組み合わせて使う方法なら、今の世の中でも馬が活躍できるかなと思う」と話した。

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