2017年03月25日付

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今年は地区の役が回ってきて、兼務役で自主防災会の救護班になった。区長を先頭に組長まで、地区の役員全員が自主防災会の役を兼務するため、総勢で200人を超える大きな組織である▼先日、それぞれの役割について理解してもらう全体説明会が開かれた。安否確認、情報伝達、炊き出しなどの各班ごとに、役割分担と災害時の活動内容の説明があった。モデルとして念頭に置いているのは、2014年11月に起きた県北部(神城断層)地震だ▼この地震で白馬村の神城地区では、多数の倒壊家屋が発生したにもかかわらず一人の死者も出さず「白馬の奇跡」と呼ばれている。豪雪に備えた家屋構造だったことに加え、近隣住民の強いつながりと情報伝達の仕組み、チェーンソーなどの用具を持っていたことが「奇跡」を生み出した▼さて説明会では、「マニュアルは『絵に描いた餅』という声が毎年出るが、とにかく住民の協力で被害を最小限に抑えよう」と呼び掛けられた。参加者からは「火災が同時多発的に起きたらどうするのか」といった心配や、「未入区の住民の安否確認はどうするのか」という声もあった▼実際に倒壊家屋が出るような大地震が起きた時、自主防災会の各班が計画通りの活動ができる可能性は少ない―と正直思う。一番大切なことは、状況に応じて慌てず臨機応変に対応するのだという心構えをすべての人が持つことだろう。

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