山岳観光客を市街地へ こまがねテラス概要報告

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駒ケ根市の中心市街地再生に向け、まちづくりのあり方を考える勉強会のワークショップに参加する市民有志らが24日、市役所に杉本幸治市長を訪ね、来年度から取り組む「こまがねテラス・プロジェクト」の概要を報告した。二つのアルプスの麓のテラスのようなまち「こまがねテラス」を共有のテーマに、山を目的に訪れる観光客の市街地への誘引を目指す事業。初年度は有志の事業者や市民が山岳観光客向けの商品開発やサービス提供に着手し、取り組みの拡大を図る。

同勉強会は2015年度にスタート。市街地の再生を検討する中で、まちの価値を高める取り組みや方向性を統一する必要があると判断し、16年度は意欲ある市民有志ら16人と市でワークショップを立ち上げ、まちづくりのテーマや方策を検討してきた。

プロジェクトはリニア中央新幹線の開通を見据えて10年をめどに▽中心市街地と山をつなぐ▽山とのつながりを太くする▽市全体とつなげる▽広域のハブとしての中心市街地―の4段階に分けて推進。山岳観光客が心地よいと感じる環境を整えることで市街地への誘引を目指す。

初年度は有志の事業者らが山岳観光客向けの菓子のパッケージ化やアウトドア用品のレンタル・販売、岩盤浴など、それぞれが「今できること」を考えて実践。プロジェクトのコンセプトをまとめたアクションブックとロゴマークも作成する。

24日は有志代表の5人と関係者が経過を報告。開発中の商品やロゴマークも示し、プロジェクトの方向性を説明した。杉本市長にアクションブックを手渡した桐生肇さんは「商店街が元気にならないと空き店舗も埋まらない。元気になれば新しい人も入ってくれる」とし、活動への意欲を示した。

市は民間と連携して同プロジェクトを推進する方針で、来年度予算に実践者への経済的支援や駅構内へのコインロッカー設置などの関連予算を計上している。杉本市長は「ここまでよくまとめていただいた」と感謝し、「行政として進めることは積極的にやっていきたい」と語った。

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