きょうから絵画収蔵品展 八ケ岳総合博物館

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「埋もれた版画家」加藤政信の作品が展示された博物館企画展

茅野市八ケ岳総合博物館は25日から、企画展「博物館の絵画~八ケ岳総合博物館収蔵品展」を同館内の八ケ嶽岳麓文芸館で開く。近年、同館に収蔵された絵画や版画など初公開作品を中心に、地元の美術活動を支えた作家などの60点余りを飾る。会期は5月31日まで。ギャラリートークが4月8日と5月7日に予定している。

このうち、正宗得三郎(1883~1962年)の油絵「守屋山遠景」は、同市豊平出身の教育者で明治時代に玉川学校に勤め、大正には校長も務めた小尾喜作の親族から2015年に寄贈された。

正宗は、同学校で図工の講師だった画家の中川紀元の師匠で、正宗が中川の下宿に寄宿していた時代があり、その当時に描かれた作品。小尾が同学校に勤めていた頃に正宗から贈られたとみられる。

「歴史に埋もれていた地元の版画家」として紹介しているのは、同市上原の葛井神社神職だった九頭井太夫矢島家に生まれた版画家加藤政信(1902~70年)。棟方志功に師事し、岡谷で版画教育に力を注いだ版画家、増沢荘一郎からも力を認められていたという。

2015年に親族から寄贈を受けた作品は、版画や棟方から送られた年賀状、土産物として作っていた絵皿など。同館では「不明な点も多い作家。これを機会に地域で関心を高めて」としている。

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