秋宮一、三 木作り熱気 雨中に氏子550人

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チェーンソーで秋宮一の柱に穴を開ける下諏訪町の氏子たち

チェーンソーで秋宮一の柱に穴を開ける下諏訪町の氏子たち

諏訪大社御柱祭下社山出しを目前に控えた19日、御柱の曳行(えいこう)準備を整える木作り作業が下諏訪町大平の棚木場(たなこば)で始まった。初日は、同町の氏子約550人が曳行を担当する秋宮一、秋宮三の御柱に向かい、それぞれ奉仕した。木やりと、元綱を取り付けるメド穴を開けるチェーンソーの音が山あいに響き渡り、肌寒いあいにくの雨にも関わらず、周辺は大勢の熱気に包まれた。

山出しは、目通り周囲335センチと最も太い秋宮一は同町第一、二、三、七、九区、秋宮三は同町第四、五、六、八、十区が担当する。2本の巨木が並び、秋宮一の柱には雨よけのテントが設けられた。神事や斧(よき)入れを行い、秋宮一は長さ19メートル、秋宮三は長さ17メートルを残して後部を切り整えた。

御柱の形状を見極めながら、メド穴を開ける位置や、追い掛け綱の取り付け口の位置などに印を付け、チェーンソーやのみを慎重に使い、穴を貫通させた。綱の取り付け口には、通したワイヤに麻布と荒縄を巻き付けて「わなぐり」を作り、御柱先端は角を丸く削り取って「どじょう口」を整えた。

作業が進む中、下諏訪町木遣保存会のメンバーがおんべを手に、「木作りご無事でお願いだ」「協力一致でお願いだ」などと声を響かせ、氏子の心を一つにした。

秋宮一斧取総長の中澤高志さん(62)=大門=は「天候は悪かったが順調にできた。皆さんの協力のおかげでいい木作りができ、立派な曳行ができると確信した」。秋宮三木造長の金高健司さん(54)=武居北=は「安全に重点を置き、バランスを保つよう整えるのに力を入れた。いい柱になった」と話していた。

20日は岡谷市内の4本、21日は岡谷市長地地区1本、26日は諏訪市の上諏訪地区1本の木作りを行う。

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