「赤彦忌」遺徳しのぶ 命日に短歌や童謡披露

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島木赤彦が残した短歌や童謡などを披露し、業績をしのんだ「赤彦忌」

諏訪地方にゆかりのアララギ派歌人、島木赤彦(1876~1926年)の遺徳をしのぶ「第30回赤彦忌」(下諏訪町、同町教育委員会主催)が命日の27日、同町の諏訪湖博物館・赤彦記念館で開かれた。赤彦が残した短歌や童謡などを、詩吟と童謡唱歌の2グループが心を込めて歌ったほか、歌人にまつわる記念講演会を実施。町内外から約80人が来場した。

全員の黙とうで開式。岳心流湖北岳心会と、赤彦童謡を歌う会が、赤彦が残した詩歌を披露した。湖北岳心会は代表歌の一つ「みづうみの氷は解けてなほ寒し三日月の影波にうつろふ」を朗々と吟じ、童謡「どんぐり」と「諏訪の殿様」は、お手玉やまりつきを交えて披露。赤彦童謡を歌う会は、斎藤茂吉が赤彦の臨終に寄せた追悼の歌「わが友は」を歌ったほか、曲調を変えた「諏訪の殿様」、輪唱で作曲された「雀」などの童謡を響かせた。

式典に引き続き、東洋大学名誉教授で、島木赤彦研究会名誉顧問の神田重幸さんが記念講演。「島木赤彦と高田浪吉」と題し、赤彦と、その弟子だった波吉の交流や、2人が関東大震災を目の当たりにして詠んだ歌などを取り上げた。

赤彦忌に合わせて同館は4月2日まで、企画展「郷土の歌人 島木赤彦を探る~教育者赤彦と冬の湖」を開催中。併せて、一般公募した赤彦忌や諏訪にちなんだ投稿短歌を展示している。

問い合わせは同館(電話0266・27・1627)へ。

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