情報と環境守るペーパーラボ 諏訪市役所に

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諏訪市役所に導入されたペーパーラボ

諏訪市は、セイコーエプソン(同市)が開発した世界初の乾式オフィス向け製紙機「PaperLab(ペーパーラボ)A―8000」を市役所に1台導入し、30日に稼働式を行った。市役所で出た使用済みの紙を投入し文書情報を抹消した上で新たな紙を作り出す。試運転後、4月中に本格運用を開始。紙のセットなど処理作業を障がい者に担ってもらい、就労の場を支援する。4月22日午前9時~正午に一般公開を予定している。

市役所で使う文書の情報漏えい防止のほか、紙の購入量の削減、紙の完全リサイクルによる環境保全につなげる。市内に本社を置く企業が開発した高度な技術を発信する目的もある。

ペーパーラボは、使用済みの紙を水を使わずに新たな紙に再生する製紙機。紙に衝撃を加えて繊維の段階まで粉砕、着色剤や結合素材を加えて成形する。1時間当たり約720枚の紙を生産。名刺用紙や色付きの紙も作ることができる。

同機を導入するのは、八十二銀行(長野市)1台、塩尻市役所2台に続いて4台目。諏訪市役所1階会計課横の旧納税相談室をペーパーリサイクル室(広さ約20平方メートル)として改修して設置した。リース代は保守費用を含め月28万円で契約期間は7年。

市は市社会福祉協議会と委託契約を結び、社協が指定管理者となっている福祉作業所さざ波の家(同市)の利用者が紙の処理作業をする。利用者1~2人と職員1人が関わり、ホチキス針の有無を点検したり機械にセットする前に紙を整えたりする。

稼働式でスイッチを入れた金子ゆかり市長は「市内に本社のある会社の技術を発信する手伝いができると同時に、世界初の技術を開発する力のある企業が諏訪に集積していることもアピールできれば」とあいさつ。同機のデモンストレーションもあった。

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