理事長予定者に唐澤範行氏 諏訪東京理科大

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理事長予定者の唐澤範行氏(左)と学長予定者の河村洋氏

諏訪6市町村長は30日、諏訪市役所で会見し、来年4月公立化を目指す諏訪東京理科大(茅野市)の運営主体となる公立大学法人の理事長予定者に上伊那郡箕輪町中箕輪出身でアサヒグループ食品前社長の唐澤範行氏(65)=東京都=、学長予定者に同大学長の河村洋氏(74)=茅野市玉川=を選任したと発表した。

唐澤氏は伊那北高、東京理科大工学部卒。1974年に朝日麦酒(現アサヒビール)に入社し、技術部長や常務生産本部長を歴任。「スーパードライ」の海外製造拠点立ち上げを手掛けた。2015年にはアサヒグループの食品事業3社を統合したアサヒグループ食品の社長に就任し、新体制の礎を築いた。3月23日に退任し、学校法人東京理科大理事長補佐に就いた。

河村氏は大阪市出身。東京大工学部を卒業、同大学院博士課程を修了し、1970年から日本原子力研究所(現日本原子力研究開発機構)で研究員、研究室長を歴任。88年に東京理科大教授、2008年に諏訪東京理科大教授となり、10年から学長を務める。専門は熱・流体エネルギーで、代表研究者として国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」で最初の科学実験を実施した。

理事長予定者については、6市町村と東京理科大、県でつくる公立化等検討協議会から人選を一任された会長の柳平千代一市長が▽企業経営経験者▽東京理科大関係者▽地元出身者―の3条件を掲げ、東京理科大の本山和夫理事長(元アサヒ飲料社長)に相談。昨年夏に紹介された唐澤氏の同意を取り付け、今年1月に5首長の了解を得た。

唐澤氏は「東京理科大の建学の精神『理学の普及をもって国運発展の基礎とする』を考えの中心に据え、将来の自分の姿が描ける自立した人材を育成し、地元企業の技術力や経営力の向上に貢献できれば」と抱負を語った。

柳平市長は「地方創生の要として堅固な魅力ある大学にするためには理事長と学長のツートップが理想だった。車の両輪になる2人を圏域自治体、企業でバックアップし、魅力ある大学をつくっていく」と述べた。

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