市営温泉「精進湯」のれん下ろす 諏訪

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精進湯ののれんを下ろす金子市長や武居さん(右端)ら

諏訪市は3月31日、市営温泉「精進湯」(諏訪1)の営業を終了した。市や旧精進湯組合の関係者ら約30人が集まりセレモニー。男女浴場の出入り口に掲げてあったのれんを下ろし、江戸時代にはその名があったとされる湯との別れを惜しんだ。

精進湯ビル2階の高校生の集いの場「CKplace ↑(あげ)すわ」で開いた式で、金子ゆかり市長は「由緒があり、歴史の中に位置付けられる湯。ご愛顧いただき感謝したい」とあいさつ。1978年に市に寄付するまで運営していた旧精進湯組合の役員、武居宏治さん(79)は「(湯は)古い歴史を背負ってきた。寂しい」と語った。

「↑すわ」運営委員長で諏訪実業高校2年の柿澤航輝さんから、番台や掃除などの管理人業務を5年ほど務めた矢野三雄さん、清子さん夫妻=下諏訪町=に花束が贈られた。

閉鎖は利用者減少に伴う経営難や建物の老朽化などが理由。市はこれまでの来場に感謝を込め、25~31日は入浴料を無料にした。1日平均の利用者数は通常より多い約70人だったという。

市はビル内の「←すわ」について2017年度末までの使用を認めている。18年度には建物の解体を予定し、跡地には歴史ある湯があったことを示す看板を設置する方針。掲げられている精進湯の看板は今後下ろし、市水道局で保管する。

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