新潮社120周年が開幕 原田泰治美術館

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貴重な写真が並ぶ企画展と原田泰治さん

諏訪市原田泰治美術館で1日から新潮社の創業120周年記念企画展「時代の肖像 作家写真展」(第1展示室)など各種展示が始まった。今年1月16日~3月31日の長期休館明け最初の作品展。著名作家の写真や画家原田泰治さんらの作品などがずらりと並んでいる。

オープニングトークで原田さんは「(空調システムの大規模改修が終わり)これからは爽やかな会場で作品を見ていただけると思う。一人でも多く来ていただければうれしい」とあいさつした。

新潮社の写真展は、同社が昨年創業120周年を迎えたのを記念し、写真部がこれまで撮りためた川端康成さんや三島由紀夫さんなどの著名作家の写真53点を用意した。同館では活字離れが進む中、作家の日常の姿を撮影した写真を通して、改めて本を開くきっかけになればと開いた。作家が家族と過ごすだんらん風景や飲み屋で至福の表情を浮かべている様子など普段見ることのできない瞬間を収めている。

そのほか、原田さんや諏訪市からも写真提供があり、原田さんと交流のあった椋鳩十や水上勉、諏訪地方が輩出した新田次郎、藤原てい、平林たい子など各氏の写真も並び、新潮社のものと計65点を展示した。5月31日まで。

原田さんは「(新潮社の写真は)非常に貴重な写真で、これは私たちがなかなか見ることができないもの。(作家の)緊張した場面ではなく、ごく自然の生活の一部を写し出しており、大変魅力的。私の交流のあった方々も一緒に飾っているので、思い出の一つとして皆さんに見てもらいたい」と多くの来場を呼び掛けている。

「日本をテーマ」に全国各地を旅し描いた原田さんの作品50点が並ぶ企画展「日本ふるさとぐるり旅III」(9月10日まで)、安曇野市在住で難病「先天性骨系統疾患」と闘いながら創作活動をする画家・カミジョウミカさんの創作活動20周年の節目の個展「カミジョウミカ展―ゆかいヨーカイ別世界―」(6月11日まで)も同時に始まった。

開館時間は午前9時~午後5時。入場料は大人820円、小中高生410円、小学生200円、障がい者(大人)410円。問い合わせは同館(電話0266・54・1881)へ。

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