運転免許返納助成金5000円に 伊那市

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伊那市は4月から、運転免許の自主返納者への助成金を、これまでの3000円から5000円に増額した。高齢ドライバーによる交通事故の増加が懸念される中、運転免許の自主返納を後押しし、交通事故防止につなげていきたい考えだ。

運転免許の自主返納は、加齢や病気で運転に不安を感じるドライバーが自ら運転免許の取り消しを申請し返納する制度で、1998年施行の改正道交法で導入された。返納者には手数料1000円で免許証の代わりに身分証として使える「運転経歴証明書」が交付される。

市は昨年度から、運転免許を返納し運転経歴証明書を取得した市民を対象に、同証明書の取得費用などとして3000円を助成する制度を創設。市生活環境課交通安全係によると、昨年度は当初見込みを10人上回る160人から申請があった。

市はこうした状況に手応えを感じ、さらなる自主返納の促進を図るとともに、交通安全に対する協力への敬意も込め、助成金の増額を決めた。今年度一般会計当初予算には190人分に当たる費用を計上している。

同係は「運転免許を返すことは大変勇気のいること。車のない生活に慣れるまでは家族の協力も必要になる。家族みんなで交通安全について話し合って検討してほしい」と話している。同市では免許返納後の交通手段を確保するため、同証明書の提示で市内循環バス、一部路線バス、乗合タクシーの運賃を半額にする制度も設けており、併せて利用を呼び掛けている。

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