根フジで「見事」綱縒り 原村と茅野市泉野

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諏訪大社上社御柱祭で本宮四を担当する原村と茅野市泉野は20日、それぞれ御柱を曳く綱を作る「綱縒り」を行った。綱の材料に根フジを使う伝統を今に継承する両地区は、今回も多くの氏子が力を合わせ、総延長が100メートルに達する大綱をそれぞれ縒り上げた。

■原村

原村は、JA信州諏訪原村野菜集荷場で行い、村内各地区から総勢約300人の氏子が集結。力を合わせて縒り上げ、元綱(長さ約30メートル、直径約25センチ)、中綱(約36メートル、約20センチ)、末綱(約36メートル、約18センチ)の3本を完成させた。
 同村の綱は末綱まで根フジを使うのが特徴。今年は例年より細めで、元綱の芯をロープに変更するなど軽量化。綱縒り責任者(わなぐり長)の鎌倉司さん(53)の掛け声で、「よいさ、よいさ」と息を合わせて縒り上げた綱は、総代たちも「見事」と声を漏らす出来栄え。鎌倉さんは「皆の協力で良い綱ができた」と感謝していた。

■茅野市泉野

泉野地区は、中道区公民館裏の道路で山出しの女綱をより上げた。地区内で中道、小屋場、若葉台が山出しの綱を担当した。これまでは近くの工業団地内で作業していたが、女性や子どもたちにも伝統の綱よりを見てもらおうと、今回初めて作業場所を集落内に移した。

300人近くの氏子が集まった。カラマツ材でやぐらを組み上げ。息を合わせての作業。荒縄を芯に周りを根フジで締め付けるようにして1束の縄に。3束をしっかりより合わせて直径20センチ余りの元綱に仕上げた。わなぐり長の伊東悟さん(51)は「伝統の継承につなげたい」と話した。

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