自然テーマに芸術家4人作品展 八ケ岳美術館

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自然をテーマにした4人の芸術家の作品を展示している原村の八ケ岳美術館

原村の八ケ岳美術館で、若手作家を中心とした企画展「パラレル・ネイチャー 自然から学ぶ4カ月」が開かれている。画家の末永恵理さん、版画家の畦地梅太郎さん、写真家の山内悠さん、陶芸家の熊谷幸治さんの4人の芸術家が、それぞれ自然をテーマに制作した油彩画、版画、写真、インスタレーションなど44点を展示。いずれも強烈な個性を放つ作品で、見るものを圧倒する。会期は7月30日まで。

末永さんは東京芸大大学院壁画科修了後、1999年に富士見町に移住。八ケ岳山麓で精力的に創作活動を行い、個展も開催。同展では、近年取り組んでいる反復、増殖するような点描で自然や生命の理(ことわり)を表現する作品を展示している。

畦地さんは99年に96歳で他界しているが、現在でも「山の版画家」として多くのファンを持ち、装丁や挿絵も手がけた人気版画家。50年代から山男を題材とした作品を数多く発表。会場には、素朴ながらも情感あふれる山男の姿が心を打つ作品を並べた。

山内さんは茅野市在住で、独学で写真を始め、富士山七合目「大陽館」での600日におよぶ滞在期間中に撮影した写真を集めた「夜明け」を発表し、注目を集めた。同展では、空とも宇宙ともとれる山からの朝景を撮影した幻想的な写真を展示した。

熊谷さんは、山梨県在住。武蔵野美大在学中から縄文土器作りを始めた。大学卒業後は土器作家として活動し、すべての工程を重んじて創作。陶の胴体に頭となる自然石を組み合わせた人型を100体以上並べたインスタレーションなどを展示した。

同館では「現代の若手作家が現実世界と同時に存在するもう一つの『自然』の姿をとらえた作品を通し、改めて自然と向き合う手がかりを探す試み」と話し、多くの来場を呼び掛けている。

開館時間は午前9時~午後5時。入館料一般510円、小中学生250円。問い合わせは同館(電話0266・74・2701)へ。

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