上伊那企業の技術発信 得意技シート冊子作成

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上伊那地方の企業が売り込む技術情報をまとめた「得意技シート」

上伊那産業振興会(伊那市)が運営する組織「元気ビジネス応援隊」は、上伊那地方の企業の、売り込みたい技術や優位性を発信するためのツール「得意技シート」を冊子にまとめ、配布を始めた。2016年度の県の地域発元気づくり支援金を活用し、初版を1000部、併せて索引機能を持たせた改訂版「得意技一覧」を1500部作成。受発注、開発、生産、販売等で地域の企業同士の連携を支援し、圏域外への情報発信につなげる。(倉田高志)

2年掛かりで発行にこぎつけた得意技シートでは、登録企業を「金属加工」「プラスチック成形・加工」「熱処理・表面処理加工」など9分野に分け、得意技の概要や企業情報、設備概要等を紹介した。初版には170社分を掲載。それぞれの企業がキャッチフレーズを前面に出し、売り込みたい技術が一目で分かるように工夫した。

得意技一覧は昨年発行した冊子(16年1月版)を再編し、登録334社の技術分類や連絡先などをまとめ、得意技シートと併用できるようにしている。

得意技シートの作成は▽地域内でパートナー企業をコーディネートする材料にする▽地域外に向けて情報を発信して地域外からの受注につなげる―ことが主目的。高校などから「生徒の企業研究のための資料として活用したい」といった声が寄せられているといい、人材確保面での効果も期待されている。

元気ビジネス応援隊は企業OBの人材ネットワークで、アドバイザーの派遣等を通して企業間や地域間のビジネスマッチングや技術・技能、人材育成などを支援している。伊藤憲明事務局長は「シートは得意技をきちんと紹介できるように、応援隊がそれぞれの企業と一緒になって考えた。上伊那の産業振興の一助になると期待している」と話した。

冊子は市町村の商工関係部署や商工支援団体、企業等に配布。6月ごろをめどに応援隊のホームページでも公開する。ホームページでは常に最新情報を掲載するために、掲載企業が自社のシートを更新できるようにシステム構築する予定という。

問い合わせは伊那技術形成センター内の上伊那産業振興会事務局(電話0265・76・5661)へ。

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