母と子の神語 SUWAガラスの里で日本画展

LINEで送る
Pocket

SUWAガラスの里の美術館で始まった川崎さんの日本画展。神話などをモチーフした作品が展示されているほか、交流を意味する黒曜石とヒスイも置かれている

諏訪市豊田のSUWAガラスの里の美術館で8日、古事記や伝説をモチーフにして神話の世界を描いている日本画家の川崎日香浬さん(39)=新潟県上越市=の特別企画展が始まった。「母と子の神語(かみがたり)」と題して屏風(びょうぶ)絵など約45点を展示。上越地方の姫、奴奈川姫(ぬながわひめ)と、その子の諏訪大社の主祭神、建御名方命(たけみなかたのみこと)を中心に、神々の物語を展開している。5月14日まで。

川崎さんは奴奈川姫や古事記に魅せられ、神話の世界を作品にして発表。2015年には諏訪大社に「御柱曳行(えいこう)絵図」、出雲大社(島根県)には古事記編さん1300年記念の作品をそれぞれ奉納している。

今回の特別企画展は出来上がったばかりの自身の絵本「お諏訪さま物語」の原画を中心に展示した。古事記や地元に伝わる伝説などをもとに神話の世界に思いをはせ、奴奈川姫や建御名方命の姿を4曲1そうの屏風絵などに仕上げたほか、建御名方命と洩矢命(もれやのみこと)の戦いなどを額装して並べた。顔料に糸魚川市の姫川産のヒスイや、下諏訪町産の黒曜石も用いた。

諏訪と上越地方をつなぐ企画展として企画した。オープニングセレモニーには主催する同美術館経営の信州諏訪ガラスの里や、協力の諏訪大社、後援する糸魚川市、上越市、諏訪市、長野日報社など60団体から関係者ら約150人が出席した。

あいさつでガラスの里の岩波尚宏社長は特別企画展が「越の国と諏訪の国を結ぶ大きな架け橋になる」と述べた。川崎さんは「後世の子どもたちにも知ってほしいと絵本を出版した」と話した。

会場には日本画のほか、ヒスイと黒曜石も展示している。入館料は高校生以上600円、中学生以下無料。このほか、館内では酒など名産品を販売する物産展も行っている。

おすすめ情報

PAGE TOP