楽しさ小学生に伝授 高遠高野球部が交流

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高校生を手本にリードや走塁の練習をする小学生

高遠高校(伊那市)の野球部は9日、地元の小学生を集めた野球交流会を同校体育館で開いた。地域の野球人口を減らさないようにするための初めての取り組みで、テーマは「野球の楽しさを再発見しよう」。高遠少年野球スポーツ少年団の小学1~6年生14人が、高校の野球部員を手本に練習をした。

「リー、リー、リー」と仮想のベースを離れ、盗塁のスタート練習をする小学生たち。遊び感覚でできる走塁練習に楽しそうに取り組んでいる。

「うまい。小学生のみんな、上手、上手」と褒める高遠高校野球部の高重陽介監督。児童の相手をする高校生もちょうど14人で、ウオーミングアップからペアになり、手本になりながら交流した。「北小?、俺も北小」と声を掛ける高校生。小学生の緊張も自然にほぐれていくようだ。

野球の基本になるキャッチボールは本格的に行った。高重監督から「まずはとにかく強く投げよう。高校生のお兄さんが捕ってくれるから、思い切って投げよう」と教わった子どもたち。高校生が構えるグラブやミットを目がけて、硬式テニスボールを勢いよく投げ込んだ。

交流会は地域での野球人口の減少を心配する高重監督の発案。スポ少で小学生を指導する小島賢信監督は「楽しいと感じてくれれば、練習も熱心にやるようになる。子どもたちにとって高校生は雲の上の存在で、そういう皆さんに呼んでもらい、一緒にキャッチボールができることは、すごくうれしいことなんです」と歓迎する。

部員不足で地元の高遠中学校では野球部が休部状態にあり、「せっかく小学校で野球をやっても受け皿がないのは残念。野球をやる子どもが増えて復活してほしい」と願う小島監督。企画した高重監督は「高遠の野球の灯が消えないように、野球の楽しさを教えて野球人口を増やしたい。こうした活動を発展させて、冬場や夏休み中に小学生と交流する機会をつくりたい」と話している。

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