10月にドローン・フェス 地域産業へ活用探る

LINEで送る
Pocket

伊那市は10月、ドローン(小型無人機)に関する技術開発や事業展開を目指して全国の大学など研究機関や企業が参加する「ドローン・フェス in INA Valley」を同市で開く。ドローンを使ってニホンジカを探し出す競技会や学術会議を予定。さまざまな活用が期待されるドローンの可能性を探り、地域産業の振興につなげていきたい考えだ。

市は新産業技術推進の一環でドローンに着目。南アルプスを中心としたニホンジカの食害対策として忌避音波を使った追い払い、松くい虫による枯損木の分布調査や薬剤のピンポイント散布などでの活用を研究。さらに、少子高齢化や人口減少が進む中で、過疎地域における買い物弱者支援対策としてドローンによる配送サービスの実用化も目指している。

ドローン・フェスは10月18~20日に競技会、同21日に学術会議「ローカルMICE」を予定。総事業費は4000万円を見込み、2017年度予算に計上した。

競技会は同市長谷の鹿嶺高原(標高1800メートル)を会場に、「野生獣の検知(固体認証)」をミッションとして、その技術を競い合う。国内外から参加企業などを募る考えで、具体的な競技方法は今後検討する。入賞者には製品開発や事業展開に向けた支援、ローカルMICEでの発表の機会も設ける。

ローカルMICEは同市高遠町の高遠さくらホテルで開く。ドローンに関する基調講演、研究発表、パネル討論などを予定。講習会、体験会などドローンに触れる機会も設ける。地域におけるドローンの振興や活用に向けた意識の醸成、地元企業の参入促進などにつなげる。

市は一連の取り組みを通じて「新産業技術のまち」として発信し、新たな技術の集積地を目指す考えで、「ドローンを産業振興の起爆剤とし、全国のモデルとなるような先駆的な取り組みを進めていきたい」としている。

おすすめ情報

PAGE TOP